劇団め組 若手アトリエ公演 「鳩の街」
~あらすじ~
“鳩の街”は昭和20年5月に作られた赤線の街である。“玉の井”が戦火に焼け、銘酒屋(めいしや)がこぞって“鳩の街”に私娼窟を再開して出来た街である。
終戦後は米兵相手に商売を行っていたが、翌年GHQは”鳩の街”への立ち入りを禁止し、その後は日本男性を相手に商売は続いた。
私娼窟の女達には様々な過去があった。戦争未亡人、戦争孤児、生家の没落、街娼あがりー。
戦後の混乱期を必死に生き抜いて来た彼女達の生活も売春防止法の施行により終わりを告げようとしていた。そんな昭和33年、赤線の女達の歴史に幕を降ろすが如く、3人の男達が”鳩の街”を訪れるー。
『小栗忠順』
倒れ行く徳川幕府を、最後までくじけることなく自らの信念を貫いて守り通そうと闘った男。アメリカへ乗り込み、日本の未来を担って交渉を託され、アメリカ人に最も恐れられた男。日本人で初めて世界一周を果たし、西洋の最新技術を取り入れた男。そして、幕府が倒れた後も日本の未来を信じて、大きな遺産を明治に託した男。勝海舟のライバルにして、西郷隆盛の最大の敵。
徳川埋蔵金の謎を生み、敵味方を超えて、近代日本の礎を築き上げた最後の幕臣の伝説が、今知られざるベールを脱ぐー。
『倒れても 倒れても 小栗は立ち上がる。
徳川も明治もなく、
ただ世界の中の日本を築き上げようと戦い抜いた男の
壮大な浪漫と勇敢さが大きな勇気と感動を生む』
上演時間:80分
会津藩家老 西郷頼母(たのも)
パンフレット掲載
明治維新150年周年特別企画 第三弾
― 幕末維新を生き抜いたもう一人の西郷 ―
「会津藩家老 西郷頼母(たのも)」
松平容保と西郷頼母、それぞれの忠義の形は違えども、武士として自分の信じた道を生き抜いた主君と家臣。
日本最後の侍と呼ばれた会津藩の葛藤と苦渋に満ちた幕末維新の悲劇の裏に隠された、主従の生き方に迫ります。
何故会津藩はかくも誇り高く武士道を全うし得たのか。
崩れ行く旧時代の最後に美しい落日の如く光り輝いた最後の侍達の姿を、家老・西郷頼母を主軸として描いていきます。
新撰組後日譚~SAMURAI達の挽歌
パンフレット掲載
-明治維新150周年企画 第二弾-
「新撰組後日譚~SAMURAI達の挽歌」
明治9年、一人の男が京都を訪れた。警視庁に所属する藤田五郎、かつての名を 斉藤一という。新撰組の三番隊組長だった剣客である。
斉藤が訪ねたのは、島田魁。函館戦争までを戦い、土方歳三の死を看取った元新撰組二番隊伍長である。
島田は今、京都で家族を支え、町道場を営みながら、隊士の菩提を弔うために西本願寺の夜警を務めていた。
藤田は、ひっそりと暮らす島田にかつての宿敵西郷隆盛の暗殺実行をほのめかす。手を貸して欲しいと―。
西郷が不平士族を率いて蹶起するとの報を受けた明治政府の意向を受けての行動であった。
明治を創った男を明治が葬る―。明治が抱えた矛盾を一人で抱きかかえて西郷は死なねばならなかった。
京都で二人の男が再会した時、時間が過去へと動き始める。幕末のあの時代、侍達の熱く激しい戦いの時代へと―。
西郷がいた。坂本がいた。人斬り以蔵がいた。草莽の士から時代の寵児に駆け上がった男達がいた。そんな男達の中に新撰組がいた。
今二人の男の記憶の中で、過ぎ去った幕末への扉が再び開かれようとしていた…
『小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)』
パンフレット掲載
明治維新150周年企画 第一弾
明治を生んだ最後の幕臣。その名は・・・
『小栗上野介忠順』(おぐりこうずけのすけただまさ)
倒れ行く徳川幕府を、最後までくじけることなく自らの信念を貫いて守り通そうと闘った男。アメリカへ乗り込み、日本の未来を担って交渉を託され、アメリカ人に最も恐れられた男。日本人で初めて世界一周を果たし、西洋の最新技術を取り入れた男。そして、幕府が倒れた後も日本の未来を信じて、大きな遺産を明治に託した男。勝海舟のライバルにして、西郷隆盛の最大の敵。
徳川埋蔵金の謎を生み、敵味方を超えて、近代日本の礎を築き上げた最後の幕臣の伝説が、今知られざるベールを脱ぐー。
明治のとある春の夜。
上州は権田村の東善寺(とうぜんじ)に二人の賊が侵入した。
その寺は、最後まで徳川家に忠義を尽して討幕派と闘った幕臣 小栗上野介忠順の終(つい)の棲家であり、その亡骸が葬られた場所であった。
小栗には一つの伝説があった。徳川の埋蔵金を江戸城から密かに持ち出し、何処へか隠したというものだ。
賊が狙ったのは、その徳川の埋蔵金であった。
折りしもその日は”お首級迎え”の日であった。官軍によって打ち落とされた小栗の首が東善寺に戻された供養の日である。
そうとは知らぬ賊の前に現れた元薩摩藩士と勝海舟の口から、埋蔵金と最後の幕臣小栗上野介忠順の真実が今語られるー。
岡田以蔵 2017
パンフレット掲載
人斬りと呼ばれた男がいた。その名は…
剣の天才でありながら、その存在を“暗殺”という形でしか示すことが出来なかった岡田以蔵。ただ一人心を許した武市半平太との出会いと別れ、そして哀れな末路。幕末を駆け抜けた“人斬り以蔵”の心の中に去来していた想いとは何だったのか。
2001年(初演)より16年。
オリジナルと新キャストによるダブルキャスト。
2017年。土佐の以蔵と武市の物語がふたたび始まるー
時は幕末。尊皇攘夷の嵐が吹き荒れる京都では、武市半平太率いる土佐勤皇党が、幕府に対し、流血による粛正を挑んでいた。
そのテロリズムの先頭となったのが、足軽出身の岡田以蔵である。
武市がその剣の天賦の才を見出し、育てた岡田であったが岡田の暗殺剣はやがて武市の目的を超え、暗い暴走を始める。武市と岡田の間の溝は次第に深まって行く。
武市は土佐勤皇党を守るために、岡田の粛正を決意する。一方、武市を慕い続ける岡田は、武市の決意を知り、絶望の果て、ついに武市の罪状を告発するが…。
「埋蔵金」〜最後の幕臣・小栗忠順
明治のとある春の夜。
権田村の東善寺に二人の賊が侵入した。その寺は、最後まで徳川家に忠義を尽した結果、官軍によって処刑された幕臣小栗上野介忠順の終の棲家であり、その亡骸が葬られた場所であった。
小栗にはひとつの伝説があった。徳川の埋蔵金を江戸城から密かに持ち出し、何処へか隠したというものだ。賊が狙ったのは、その徳川の埋蔵金であった。
折りしもその日は"お首級迎え"の日であった。官軍によって打ち落とされた小栗の首を権田村の村人が密かに奪い返し、東善寺に葬った供養の日である。 そうとは知らぬ賊の前に、ふいに現れた人影―。
埋蔵金と最後の幕臣の真実が今語られる…。
明治のとある春の夜。
権田村の東善寺(とうぜんじ)に二人の賊が侵入した。その寺は、最後まで徳川家に忠義を尽した結果、官軍によって処刑された幕臣 小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)の終の棲家であり、その亡骸が葬られた場所であった。
小栗にはひとつの伝説があった。徳川の埋蔵金を江戸城から密かに持ち出し、何処へか隠したというものだ。賊が狙ったのは、その徳川の埋蔵金であった。
折りしもその日は”お首級迎え”の日であった。官軍によって打ち落とされた小栗の首を権田村の村人が密かに奪い返し、東善寺に葬った供養の日である。 そうとは知らぬ賊の前に、ふいに現れた人影―。
埋蔵金と最後の幕臣の真実が今語られる…。
岡田以蔵 2016
劇団め組の代表作!
初演2001年「劇」小劇場にて上演以降、
2004年、池袋芸術劇場小ホール、
2009年、「劇」小劇場にて2週間公演、
UTBTV演劇祭に出品し、 4位に入賞を果たした名作。
2016年、新キャストにて再演。
若手俳優を中心にアトリエでの公演、初のダブルキャストとなる。
時は幕末。尊皇攘夷の嵐が吹き荒れる京都では、武市半平太率いる土佐勤皇党が、
幕府に対し、流血による粛正を挑んでいた。
そのテロリズムの先頭となったのが、足軽出身の岡田以蔵である。
武市がその剣の天賦の才を見出し、育てた岡田であったが岡田の暗殺剣はやがて
武市の目的を超え、暗い暴走を始める。
武市と岡田の間の溝は次第に深まって行く。
武市は土佐勤皇党を守るために、岡田の粛正を決意する。
一方、武市を慕い続ける岡田は、武市の決意を知り、絶望の果て、ついに武市の罪状を告発するが…。
「あしたのジョー」 原作:高森朝雄・ちばてつや(講談社 刊)
パンフレット掲載
孤児院育ちの主人公、矢吹丈は本当の愛や夢を知らずに育ちました。そんなあらぶれ者のジョーが多くの人と出会い、友情が芽生え、目標を持つことで成長し、感動を伝えてゆく姿を描きます。
東京・山谷のドヤ街に現われたあらぶれ者の矢吹丈(ジョー)はアル中の元ボクサー・丹下段平に天性のボクシングセンスを見いだされるが、問題を起こして少年院へ送られる。
そんなジョー宛てに段平から「あしたのために」の書き出しで始まるはがきが届く。そのアドバイスに従ってボクシングの練習に身を入れるようになったジョーは、やがて自分のパンチの切れが今までと比べ物にならないほど向上してゆくのを実感する。
少年院でジョーはプロボクサーの力石徹と出会い、奇妙な友情が芽生える。
力石はジョーとプロのリングで決着つけるために、強靭な意志で壮絶なまでの減量を行い、決戦のリングに立つ。
死闘の末、勝利は力石に。
気持ちよく負けを認めたジョーは握手を求めて力石に手を差し出すが・・・。
~改訂・歌舞伎草紙~ ひとり忠臣蔵
2003年12月、下北沢「劇」小劇場にて上演された作品の改訂版、
若手俳優を中心に、アトリエでの再演となる。
そこは江戸山村座。
たったひとりの討ち入りが始まった――――。
時は元禄十五年十二月十四日。降り積もる雪に江戸は静寂に包まれていた。
その静寂を破って、播州赤穂の浪士達が本所松坂町の吉良邸へ討ち入った。
世に言う、元禄赤穂義士事件である。武士道の廃れつつあった元禄の世で、彼らの義挙は江戸の町人達の心を湧き立たせた。
それを芝居にして名を馳せたいと願う一人の歌舞伎役者がいた。上方出身の生島新五郎である。
彼は、江戸歌舞伎の立役者市川團十郎を超えたいと野心を募らせ、山村座の座元長太夫に忠臣蔵の上演を持ちかけるが、おかみに盾突く演目である事を理由に、その野心は行き場を失う。
そんな時、新五郎は一座で働く一人の浪人に出会う。
過去を隠し、芝居小屋でひっそりと笛を吹くその浪人に新五郎は興味を抱く。
その浪人こそは、赤穂浪士でありながら吉良邸に討ち入れなかった四十八番目の男であった。
新五郎はその浪士毛利小平太の無念と後悔を知り、彼だけのために、たった一夜限りの幻の大芝居を打つ決意をする ―。
劇団め組夏公演 伝奇浪漫『芳一(ほういち)』
パンフレット掲載
時は幕末。700年の長きに渡り、武家政権の実効支配のもと、その権威を封印されてきた朝廷が復権を目論み、勤王の志士達との連携を開始しようとしていた。彼らが目指すは倒幕。
その頃、京の一条戻り橋―。
一人の法師が忽然と姿を現した。名は芳一。
何処から来たのか、何処へ行くのか、誰も知る者はない。
芳一は、式神が潜むという一条戻り橋でただならぬ不穏の気配を嗅ぎ取る。
式神を使役出来るのは、安倍晴明の流れをくむ陰陽師土御門家。
血の抗争が激しさを増す京で、芳一は、朝廷の野望と、その歴史に隠された怨念の闇に足を踏み入れようとしていた―。
野郎歌舞伎・墨堤桜
出雲の阿国によって創始された〝かぶき″。
しかし、女かぶきは風紀上の名目で幕府により禁止され、続いて登場した若衆かぶきも男色の禁によって幕府から上演禁止命令を受ける。
折りしも1657年、江戸で明暦の大火が発生。江戸の町と各座は焼失し、〝かぶき″はいよいよ存続の危機に瀕するが、そこに一人の役者が立ち上がった。その名も猿若勘三郎。
彼は幕府の弾圧から逃れるため、〝野郎歌舞伎″を創設し、時の権力と闘いながら市井の人々と力を合わせ、新たなエンターテイメントの創造へとひた走る。そして、焼け果てた隅田川の堤でついに新作を上演するに至るが―。
女かぶき、若衆かぶき、そして野郎歌舞伎へと進化を続けながら今に至る日本の伝統文化を支えたエネルギーのルーツとは…?
劇団め組夏公演「祀~MATSURI~」
江戸にほど近い武蔵国に〝神の森″と呼ばれる未開の森があった。人々が畏れ、寄りつかぬその森には事実古来から七人の神々が棲んでいた。大黒天、恵比須、毘沙門天、弁財天、寿老人、布袋、そして吉祥天の七神は、その森で平家の血を引く一人の青年を守護しながら、世の移り変わりを見守っていた。
その頃江戸では大火事によって多くの人々が家や家族を失っていたが、その火事は、幕府と老中が、人口の増え過ぎた江戸を拡張させるために起こした放火であるとの噂が流れていた。
その火事で、罪人を収容していた小伝馬町の牢屋も焼け、数人の罪人が逃走、江戸を脱して〝神の森″へと逃げ込んだ。
神々は罪人達を追い払おうとするが、江戸の拡張を企てる幕府の手が〝神の森″へと伸びようとしていた。
め組の祭り芝居 第一弾「鼠小僧」
劇団め組が新たに挑む「祭り芝居」 殺陣はもちろんのこと、俳優陣による太鼓・お囃子の演奏や町火消のめ組が祭りを盛り上げます。
浅草と隅田川の桜とスカイツリー、そしてめ組の芝居、全部合わせて「春のめ組祭り」を体感ください!!
江戸天保の夜を騒がせた大泥棒、鼠小僧治郎吉。義賊と謳われた鼠小僧とその家族、町火消の「め組」を中心に、江戸を生きる人々の逞しさと心の触れ合いを描く人情物語。
劇団め組が新たに挑む「祭り芝居」 殺陣はもちろんのこと、俳優陣による太鼓・お囃子の演奏や町火消のめ組が祭りを盛り上げます。浅草と隅田川の桜とスカイツリー、そしてめ組の芝居、全部合わせて「春のめ組祭り」を体感ください!!
※開演1時間前から地元工芸品の出店、実演販売や体験コーナーさらには出演者による太鼓やお囃子の演奏、江戸情緒たっぷりの出し物で皆様をお迎えいたします。ビール等の販売もありますよ~!!
め組のよぎんち公演「タイムカプセル ~ 過去と未来の交差点 ~」
よぎんちがお送りする、ノスタルジックでちょっぴりセンチメンタル、 そして抱腹絶倒の青春スラップスティックコメディ!!
中学を卒業して12年。
27歳になった同級生たちが、卒業式の日に埋めたタイムカプセルを掘り起こすため校庭に集結!!
しかしタイムカプセルは見つからない…
続々と現れる珍客と、次々に巻き起こる珍騒動!!
やがて、意外な事実が明らかに。
よぎんちがお送りする、ノスタルジックでちょっぴりセンチメンタル、 そして抱腹絶倒の青春スラップスティックコメディ!!
MY WAY 2013 ~ 名もなき戦士の詩 ~
それでも僕たちは戦う。
サバイバルスクールで巻き起こる、肉食系男達の熱い友情の物語。
自衛官-
彼らの存在は、国家の有事が起こってこそ必要とされるもの。
しかし、ここは平和の国日本。その存在は、通常誰にも正当に認識されない。
それでも彼らは、日々有事に備え、厳しい訓練に励み続ける。
そんな彼らが自らのモチベーションを守るため、元傭兵の主催するサバイバルスクールに参加する。
そこには、警察官、外務省官僚、興味本位の一般人等、様々な人々が集っていた。
彼らは共にチームを組み、サバイバルに挑むが…。
サバイバルスクールで巻き起こる、肉食系男達の熱い友情の物語。
め組のよぎんち公演「Angel~星に歌えば」
消え行く生命を前に、夜空の星に届けとばかりに美しい歌声が響き渡り、そして…
星を愛する青年朱雀は、彼を育ててくれた浮浪者の厨子と一緒に、海に近い小さなある町で静かに暮らしていました。朱雀の密かな夢はボクサーになる事。
そんな朱雀の日常を取り囲む様々な人々にも、夢や挫折があります。海辺のオープンカフェに集う、歌を失くしたシンガー、医者を目指す若者、体を壊した元ボクサー、売れない女流詩人、恋を探す女性達、そして過去から逃げ続ける元やくざ…。その誰もが、朱雀にとって大切な人々でした。
そんな静かな日常の中に、ある日小さな波紋が巻き起こります。
一人の男を追って刑事がその町にやって来たのです。
追われる男は不治の病を患っており、余命いくばくもない体でした。朱雀達はその元やくざを守るために立ち上がります。彼の『生命』をめぐって、町の人々は自分の心の奥に押し込めていた嵐を呼び覚まします。 消え行く生命を前に、夜空の星に届けとばかりに美しい歌声が響き渡り、そして…
鬼界ヶ森
時は関ヶ原の後。
戦国が終わり、巷には浪人が溢れていた。
戦う場所を失った彼らは、燃え滾る血を抑える事が出来ず、その一部は略奪を生業とする無頼の徒と化していた。
とりわけ悪名を馳せていたのは、“武蔵”率いる四人の男達。彼らは全国を放浪し、悪行の限りを尽くす。追われる彼らが辿り着いたのは、とある山村。そこでは、村の若者がかどわかされるという事件が起きていた。
村人の言うには、“桜の森”で鬼たちが若い男を食らうとの事。
村人は、村の美女と金を餌に、男たちに助けを乞う。四人の男たちは、“鬼界ヶ森”の鬼退治を引き受けるが、森で出会った鬼たちは美しい女の姿をしていた。
果たして鬼女の正体は…?
そして、鬼女と戦う男たちが知った真実とは…?
め組のよぎんち公演「中田くんのお見合い」
「め組のよぎんち」が真冬にお届けする、笑って笑って心温まるラブコメディー!!
子供の頃から何をやっても失敗続き、生真面目でお人よしの中田くん。
そんな彼女いない歴23年の中田くんが、ひょんなことから「お見合いパーティー」に参加することに。
そこには、それぞれの事情を抱えた個性豊かな面々が集まっており、中田くんは彼らに振り回される。
試練や困難を乗り越え、中田くんは運命の人に巡り合うことができるのか?!
「め組のよぎんち」が真冬にお届けする、笑って笑って心温まるラブコメディー!!
め組のよぎんち公演「マラカイト ~石言葉は危険な愛情~」
とある地方の寂れた繁華街にある一軒のキャバクラ「マラカイト」。
「マラカイト」とは別名「孔雀石」と呼ばれる天然石パワーストーン。
石言葉は、「危険な愛情」のほか「再会」など。 ある日この店に、一人の中年女性がホステスとして働きたいとやって来る。
この女性の出現が、穏便に過ごしていた「マラカイト」の従業員やこの店に関わる人たちの人生を動かし始める。 彼女がやって来た目的とは? そして、彼女が隠している秘密とは?
戦国傾奇武者伝 前田慶次郎
再び戦乱の世へ戻してはならぬ!
傾奇武者慶次郎の男の血が燃え始めるー。
天正十年(1582)、織田信長、本能寺に死す!
続いて天下を治めたのは信長麾下の豊臣秀吉。
秀吉と共に信長に仕えた前田利家は、秀吉の臣下に下った。
その利家に、一人の甥があった。その名を前田慶次郎利太。
利家の兄利久の子で、本来ならば前田家の嫡流であった慶次郎だが、その座を利家に奪われた。そして利家のもとを出奔。生来の自由闊達さから、傾きに傾き、大武辺者の道を突き進む。従うのは己の信念。誰にも媚びず、風雅を愛し、独り我が道を行く慶次郎。その傾奇ぶりに秀吉も一目置き、利家は嘆息する。京の都で気ままな生活を送る慶次郎であったが、ある日その耳に不穏な噂が飛びこんで来る。
秀吉暗殺計画。
再び戦乱の世へ戻してはならぬ!
傾奇武者慶次郎の男の血が燃え始めるー。
“P”s ~Wings to fly~
戦後65年特別企画
愛する妻へ 愛する子らへ …
終戦後の昭和二十二年夏。
東南アジア某刑務所の一画に、戦犯死刑囚を収容する“Punishment Hall”、通称Pホールがあった。
そこでは、戦時中捕虜虐待などの罪に問われて死刑判決を受けた元日本兵達が、人生最後の一時を過ごしていた。
戦犯である彼らには、祖国の家族に宛てた遺書を書く事すら許されない。彼らの無念の想いは遠い異国の地で朽ち果てようとしていた。
Pホールに新たに派遣された臨時教誨師は、絶望に打ちのめされた死刑囚達と心を通わせながら、やがて、彼らの想いを祖国の家族の許へ届けようと決意する。
そして、死刑囚達は、密かに遺書を綴り始める。
家族への遺書を認(したた)めながら、彼らの心も少しずつ命の意味を見出して行く。胸の“P”には、Pホールに閉じ込められた“Prisoner”としてではなく、きっと別の美しい意味があるのだとー。
新・明治仁侠伝 ~The one story of SAMURAI~
かつての旗本、会津武士、そして西南戦争を生き延びた薩摩士族。遊郭の下働きで生計を立てる彼らの徳川への郷愁、明治への恨みを利用し、一人の男が明治政府転覆に向けて動き始める。
明治十年九月、西郷隆盛の死によって、日本最大の内乱西南戦争の幕は閉じた。この時を以て、幕末維新の動乱は終息し、明治は大久保利通の双肩に託された。
しかしー。
東京と名を変えたかつての江戸の町では、明治維新によって禄を失った士族達が、武士の誇りを捨て切れぬまま、慣れぬ浮世の暮しに身をやつしていた。かつての旗本、会津武士、そして西南戦争を生き延びた薩摩士族。遊郭の下働きで生計を立てる彼らの徳川への郷愁、明治への恨みを利用し、一人の男が明治政府転覆に向けて動き始める。男は謎の青年狂四郎を操り、士族達に大久保暗殺を指令する。
男の真の目的とはー?そして、狂四郎の正体はー?
最後の侍達の闘いが、今幕を開けようとしていた…。
ONE vs HALF ~斎藤一 vs 中村半次郎~
男達の名は斎藤一と中村半次郎。
二人の男達によって、幕末の裏舞台が今幕を開けるー。
江戸で旗本を斬殺し、京都へ逃れて来た一人の侍がいた。
男は、やがて京都で新撰組にその名を連ね、激動の時代に躍り出る。
一方、薩摩の貧しい城下士の家に生まれたもう一人の男がいた。
藩父の上洛に従い京へ上った芋侍は、やがて青蓮院宮衛士としてその名を上げてゆく。
二人に共通するのはその凄まじい剣の腕前。そして、諜報能力。
幕府を守る新撰組と、倒幕へ向かう薩摩の、剣と頭脳が火花を散らす。
男達の名は斎藤一と中村半次郎。
二人の男達によって、幕末の裏舞台が今幕を開けるー。
岡田以蔵 2009
人斬りと呼ばれた男がいた。
その名は・・・・・
「岡田以蔵(2009)」UTBTV演劇祭 4位入賞!!!
人斬り以蔵、ついにハリウッドへ。
時は幕末。尊皇攘夷の嵐が吹き荒れる京都では、武市半平太率いる土佐勤皇党が、幕府に対し、流血による粛正を挑んでいた。
そのテロリズムの先頭となったのが、足軽出身の岡田以蔵である。
武市がその剣の天賦の才を見出し、育てた岡田であったが、岡田の暗殺剣はやがて武市の目的を超え、暗い暴走を始める。
武市と岡田の間の溝は次第に深まって行く。
武市は土佐勤皇党を守るために、岡田の粛正を決意する。
一方、武市を慕い続ける岡田は、武市の決意を知り、絶望の果て、
ついに武市の罪状を告発するが・・・。
信長 NOBUNAGA
人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり
戦乱の世、天下布武を夢見た男がいた。その名を織田信長。
神をも恐れぬ大胆不敵さで、彼は怒濤の如く天下統一に向けてひた走る。立ち塞がる敵を討ち滅ぼし、自らの心をも封じ込め、死と隣り合わせの戦いに挑み続ける。
しかしその一方で、母の愛を得られぬ孤独に苦しみ、神の愛を説く異教の慈悲に心を揺さ振られ、“人”と“鬼”の狭間で独りもがき苦しむ。信長のその壮絶なる孤独の素顔を知る者はない。彼の激烈な生き様は、彼を支える家臣達をも巻き込んでゆく。
そしてついに、腹心明智光秀は、主君信長への謀叛を決意する。
本能寺に信長を襲撃する光秀の心もまた、絶望と悲しみに苛まれていた。 光秀の裏切りを知った信長の最後の言葉はただ一言。
“是非に及ばず”
炎の中、灰すらもこの世に残さずに燃え尽きた信長の真実とはー。
新撰組
文久三年春、満開の桜が散り騒ぐ京都に、一団の男達が上洛した。倒幕を企て、京の町を騒乱の坩堝に陥れていた尊皇攘夷派の志士達を取り締まるために、幕府から徴募された浪士隊の一行である。浪士隊はやがて京都守護職会津藩の預かりとなり、“新選組”の名を与えられる。
文久三年春、満開の桜が散り騒ぐ京都に、一団の男達が上洛した。倒幕を企て、京の町を騒乱の坩堝に陥れていた尊皇攘夷派の志士達を取り締まるために、幕府から徴募された浪士隊の一行である。浪士隊はやがて京都守護職会津藩の預かりとなり、“新選組”の名を与えられる。
腕に覚えの新選組は、人斬りの異名を持つ土佐勤皇党の岡田以蔵や薩長同盟を目論む土佐浪人坂本龍馬ら、倒幕派の大物を追い、京洛に血の雨を降らせて行く。一方で、隊内でも、近藤勇を中心とする一派と芹沢鴨を中心とする一派の対立が激化。近藤は、土方歳三、沖田総司らに芹沢一派の暗殺を命じる。さらに近藤、土方は、隊を脱した盟友山南敬助までも、非情な掟によって処刑する。
瓦解して行く幕府と命運を共にする様に、新選組の崩壊も始まっていた。その渦中で、近藤、土方、沖田の、それぞれの思いが交錯するー。
MY WAY ~ 名もなき戦士の詩 ~
死を感じなければ、生を感じられないのか。
危機にさらされた祖国を守るため、誰も頼みもしないのに、一握りの名もなき男達が立ち上がる。もう一度生きる目的を取り戻すためにー。
平和の国NIPPON。
そこに住む人々はひしひしと迫り来る危機を知らない。そしてある日非常事態発生!危機にさらされた祖国を守るため、誰も頼みもしないのに、一握りの名もなき男達が立ち上がる。もう一度生きる目的を取り戻すためにー。
LADY 椿 鹿鳴館狂詩曲 ロクメイカンラプソディ
言 葉 だ け の 愛 な ら、ゆ っ く り 恋 を す れ ば い い。
明治十六年、豪華絢爛たる社交場が東京麹町に忽然と建設された。その名を“鹿鳴館”。夜会の殿堂では、日本の未来を託された男達のため、妻達が鮮やかにその命を燃やして行くー
Warriors ~デンジャラスな侠達~
薩摩のサイゴウ、長洲のコゴロウ、土佐のリョーマを巻き込んで、小倉藩に前代未聞の大騒動が巻き起こる。時代を超えてあのデンジャラスな“侠”達が蘇る、“侠”シリーズ幕末篇
時は幕末。討幕派が群居する九州の玄関口にあって、薩長に睨みを利かせる徳川譜代の名門豊前小倉藩。徳川への忠義を一徹に貫く藩主小笠原忠幹に対し、時代の波を受けて藩内には討幕派が台頭して来る。佐幕か倒幕か。薩摩のサイゴウ、長洲のコゴロウ、土佐のリョーマを巻き込んで、小倉藩に前代未聞の大騒動が巻き起こる。
時代を超えてあのデンジャラスな“侠”達が蘇る、“侠”シリーズ幕末篇
義経×2
真実(ほんものの)の義経はどちらだ!?
源平の世を彩った悲劇の若武者“源義経”。
しかし、ここにもう一人の義経が存在した。
源氏の血を引くもう一人の義経こと“山本義経”である。
歴史上に燦然と輝く武名を残す“源義経”に対し、
もう一人の義経はある時忽然と歴史上から姿を消す。
伝説の英雄の光と影。
二人の義経が辿った運命とは・・・?
戊辰残照
幕末シリーズ 会津篇
時代が終わるその時、
本物の武士(もののふ)たちが生まれた・・・
君臣ひとつになって幕末の動乱期をかけぬけた会津藩。
孝明天皇に最も信頼され、誰よりも徳川幕府に忠義を尽くしながら、その士魂ゆえに逆賊の汚名を着せられた彼らが選んだ道は、最後の侍としての意地と誇りをかけて戦うことだった――
鬼夜叉 2007
将軍には寵愛する美しい役者がいた。その名は鬼夜叉。
あなたは彼の正体を知っていますか?
武家政権が始まって二百年が過ぎたある時代
強烈な個性と権勢欲を持つ一人の男が将軍の座に就いた。
将軍は、武家棟梁の座に飽き足らず日本の頂点に立つ事を夢見た。
即ち、帝の座を奪う事である。
将軍には寵愛する美しい役者がいた。その名は鬼夜叉。
将軍の庇護のもと、その芸の道を極めつつあった鬼夜叉は、しかしある日、将軍の野望を知る。
鬼夜叉は尊皇の志厚い忠臣楠木政成の血を引く一族の末裔であった。
愛する将軍か、はたまた自らの尊皇の血に従うか、鬼夜叉の心に苦悩の炎が燃えさかる――
KUGUTSU 傀儡~忘れ得ぬ面影の総司~
土方さん、
春が来たら
また会いましょう・・・・・
土方歳三、人生最後の冬は蝦夷であった。
北国の雪解けと共にその生涯が終わる事を予言するかの様に、土方の前に一人の青年が現れる。
吹雪と共に現れた謎の青年は土方と近藤勇に命ぜられるまま人を斬り続けた、今は亡き沖田総司の面影を宿していた。
雪の精か現実か、青年の紡ぎ出す怪しの世界に土方は自らの波乱の人生を振り返ると共にその死期が近い事を知る――。
ASSASSIN 彰義隊後日譚
決戦は紅葉坂、落葉の色は・・・血の紅・・・
時代に翻弄される二人の男の戦いが落葉舞う紅葉坂で始まろうとしていた―――。
慶応四年五月十五日、上野の山に火の手が上がり、幕軍彰義隊は薩長軍の前に敢え無くその命脈を絶った。辛うじて生き延びた残党にも、官軍による厳しい詮議と苛酷な現実が待ち受けていた。
その灰燼の中から甦った二人の彰義隊士がいた。
一人は時代に復讐するASSASSIN(刺客)となり、一人は彼を食い止めるため、もう一人のASSASSINとなる。
徳川から明治へ―――。時代に翻弄される二人の男の戦いが落葉舞う紅葉坂で始まろうとしていた―――。
鬼夜叉
鬼夜叉は自らの血が目覚めるのを知った、
将軍の野望をくい止めるために・・・・・
あなたは彼の正体を知っていますか?
将軍は帝の座を狙っていた。
鬼夜叉は美しい旅役者だった。
将軍は鬼夜叉に出会い 愛した。
鬼夜叉は将軍の野望を知った。
そして・・・
鬼夜叉は自らの血が目覚めるのを知った、
将軍の野望をくい止めるために・・・・・
戦後60年特別企画 LA VIE EN ROSE
薔薇色の人生――
鎮魂長崎へ愛をこめて・・・
昭和二十年(1945)八月九日午前十一時二分、長崎に原爆が投下された。
爆心地の東北わずか五百mの地にあった浦上天主堂も無残な最期を遂げ、
多くの人々と共に多くのキリスト教信者たちもまた命を落とした。
その時、一人の若者も神のもとに召される筈であったが、彼は言い尽くせぬ無念の想いと恨みを抱き、天国への道を拒んだ。
死ねぬ魂を背負った若者は、復讐の怨念の鉾先を探してさまよい始める―――。
信長~神に挑んだ男~
今、荒ぶる獅士が目覚める――
戦国を終わらせた男信長の波乱と苦悩に満ちた青春とは。
戦国の乱世に生まれ、戦い続ける事を運命づけられた男がいた。
彼の行く道は険しく、天下平定に向け、若き戦国武将の心は人と鬼の狭間で千々に乱れる。
苛酷な現実に立ち向かうため、彼は何を捨て、何に戦いを挑んだのか。
戦国を終わらせた男信長の波乱と苦悩に満ちた青春とは。
HITOKIRI浅右衛門
山田浅右衛門
最後の人斬り
相勤め申し候―――。
代々徳川将軍家の試し斬り“御様御用(おためしごよう)”をつとめ、罪人の処刑、首切り役を果たした浪人剣客、山田浅右衛門。
その“人斬り”という不淨の役目は、維新政府のもと、明治十三年に終焉を迎えるが―――。
維新に消えゆく江戸の闇が、今、最後の光芒を放つ・・・・!
サンタが江戸にやって来た
講談界ピカイチの神田山陽の大ヒット作「鼠小僧外伝」。
雪降る江戸の町でサンタと怪盗ねずみ小僧が
夢のコラボレーションをみせる胸さえおどる八百八町メルヘン。
夢の続きは江戸で見る。
時は幕末にほど近い文化文政期。処は開国前の日本国、江戸の町。
年の瀬も押し迫った師走のある夜、江戸市中を騒がす盗賊鼠小僧次郎吉は、全身赤ずくめの、世にも不思議な人物と出会う。
彼は次郎吉にサンタクロースと名乗るが―――。
赤鼻の泣き虫サンタが次郎吉の心に呼びさましたものは何だったのか?
白い雪と共に、その日、お江戸の町に静かに夢が降り積もる・・・。
め組版 鞍馬天狗
幕末のヒーロー列伝!二人の天狗登場・・・!
二人の天狗の正体は?懐かしのヒーローが今蘇る・・・!
新時代の前に忽然と立ちはだかった徳川幕府最後の切札新撰組。
彼らの剣に対抗出来るのは、“鞍馬天狗”と名乗る謎の勤皇の志士ただ一人だった。
しかし、その鞍馬天狗の前にもう一人の天狗が。
二人の天狗の正体は?懐かしのヒーローが今蘇る・・・!
岡田以蔵
人斬りと呼ばれた男がいた。
その名は・・・・・・・・・・・・・。
剣の天才でありながら、その存在を“暗殺”という形でしか示すことができなかった岡田以蔵。
ただ一人心を許した武市半平太との出会いと別れ、そして哀れな末路。
幕末を駆け抜けた“人斬り以蔵”の心の中に去来していた想いとは何だったのか。
元禄忠臣蔵シリーズ第二弾 歌舞伎草紙 ひとり忠臣蔵
そこは江戸山村座。
たった独りの討ち入りが始まった―――。
山村座の人気役者生島新五郎は、何とか江戸っ子に評判の赤穂浪士吉良邸討ち入りを芝居にかけ、市村座の市川團十郎に取って代わって江戸随一の役者の名を縦(ほしいまま)にしたいと願っていた。そんな新五郎の野心を、暗い眼差で見つめる一人の男がいた。男の名は毛利小平太。討ち入れなかった四十八人目の赤穂浪士であった―――。
赤報隊始末記
夜明け前、無頼の漢(おとこ)たちは赤い涙を流した――。
彼らは何故“偽官軍”として葬られねばならなかったのか?
慶応四年三月三日、氷雨の降りしきる信州下諏訪宿で八人の男たちが“偽官軍”として処刑された。
薩摩藩の両策する江戸市中攪乱作戦を実行し鳥羽伏見の戦いへの導火線に火を点けた男、相楽総三率いる“赤報隊”の幹部たちである。
徳川軍追悼の先鋒として江戸を目指した赤報隊であったが、薩長は無情にも彼らを偽官軍として切り捨てる手段に出る。
無頼漢の集まりであった赤報隊。滅びゆく相楽の傍らには博徒国定忠治の忘れ形見大谷刑部国次の姿もあった。
彼らは何故“偽官軍”として葬られねばならなかったのか?
維新の闇に潜む漢(おとこ)たちの真実が、今慟哭の涙を流す――。
元禄忠臣蔵シリーズ第一弾 玄蕃と十平次
目指すは本所松坂町――。
討ち入りの陰に、男の友情、女の涙あり・・・・・!
時は元禄十五年。
主君の仇を討つため、怨敵吉良上野介の首を狙う赤穂浪士たちが密かに江戸に集結していた。
杉野十平次もその一人。
しかしこの杉野、剣は滅法弱かった。
そんな十平次が、ふとしたきっかけで槍の達人俵星玄蕃と出会い、指南を受けることとなる。
倒れても必死に立ち上がる十平次に玄蕃はやがてその目的を知る。
そして十二月十四日、
ついにその日はやって来た―。
徳川慶喜
落日の将軍、暁(あかつき)に没す――。
明君か暗君か――。
最後の将軍、徳川慶喜の真実とは・・・・・・・
鎌倉、室町、戦国、徳川と続いた武家政権最後の将軍となった徳川慶喜。
英明の誉れ高く、倒幕派志士たちから、 家康の再来と恐れながら、
その幕切れは余りにも汚名に満ちていた。
明君か暗君か――。
最後の将軍、徳川慶喜の真実とは・・・・・・・
坂本龍馬
風雲児・・・立つ!
“日本を今一度洗濯いたし申候――”
自称“土佐の芋堀”はそういって大地を蹴った。
“日本を今一度洗濯いたし申候――”
自称“土佐の芋堀”はそういって大地を蹴った。
薩長同盟から大阪奉還へ――。
誰もなし得なかった夢を叶え、男は大空へと還って逝った。
そして、土佐の芋堀は伝説となる。
“日本の坂本龍馬”と――。
新撰組
“誠”の志を掲げ、新撰組見参・・・!
徳川封建の世界の落日に、時代に抗う如く登場した新撰組。
それは、名も無き男たちの凄絶でひたむきな夢だった――
幕末異譚 大江戸喧嘩囃子
今度はお祭りだいっ!見事、お江戸を守れるか。
男度胸の侠客たちが斬った張ったの大暴れ・・・・・・・・!
鳥羽・伏見の街道で、一発の砲弾とともに始まった旧幕府軍と勤皇方の大撃突。追われる徳川、追う薩長。ついに戦火は大江戸八百八町に迫り来る。
見事、お江戸を守れるか。男度胸の侠客たちが斬った張ったの大暴れ・・・・・・・・・!
岡田以蔵
人斬りと呼ばれた男がいた。
その名は・・・・・・・・・・・。
剣の天才でありながら、その存在を“暗殺”という形でしか示すことができなかった岡田以蔵。
ただ一人心を許した武市半平太との出会いと別れ、そして哀れな末路。
幕末を駆け抜けた“人斬り以蔵”の心の中に去来していた想いとは何だったのか。
明治仁侠伝~ある士族たちの物語り~
西郷の腹心、晋之介は、師の仇を討つために上京、大久保の命を狙うが、謎の青年狂四郎に出会う。
この徳川の血、みごと斬ってみせるか・・・・・・・・!
明治十年九月十四日、西郷隆盛の死を以て、日本最大の内乱「西南戦争」は終わりを告げた。
西郷の腹心、晋之介は、師の仇を討つために上京、大久保の命を狙うが、そこで晋之介同様、大久保に恨みを抱く「佐賀の乱」の生き残り小鉄、もと幕臣として明治を憎む牡丹と三太、そして謎の青年狂四郎に出会う。彼らは父を憎む大久保の庶子義明に操られながら大久保暗殺を目論むが・・・・・・・・・。
壬生狼外伝~沖田と龍馬
激動の時代の中で
男たちは出会った――。
維新前夜、佐幕と勤皇と言う別々の道を歩く男達がいた。その道は剣と言う一点においてのみ交わる。しかし、そんな中で誰も知らぬ微かな友情が生まれようとしていた――。
明治仁侠伝~会津篇・戊辰残照
時代が終わるその時、本物の武士(もののふ)が生まれた―
君臣ひとつになって幕末の動乱期をかけぬけた会津藩。
孝明天皇に最も信頼され、誰よりも徳川幕府に忠義を尽くしながら、その士魂ゆえに逆賊の汚名を着せられた彼らが選んだ道は、最後の侍としての意地と誇りをかけて戦うことだった――
明治仁侠伝~会津篇・幕末動乱
時代が終わるその時、本物の武士(もののふ)たちが生まれた―
劇団華の章・劇団め組提携公演
劇団華の章としては最後の公演となる。
幕末維新シリーズ第一弾
慶応四年八月。
会津若松城下では、薩長を中心とする西軍との命を賭した最後の激戦が始っていた。
砲火にさらされる城内では、藩主松平容保が徹底抗戦を決意するとともに、京都守護職として京都に上り、倒幕派の権謀術策に翻弄されて戊辰戦争に至る六年の日々を思い返していた―