赤報隊始末記

赤報隊始末記

夜明け前、無頼の漢(おとこ)たちは赤い涙を流した――。

ストーリー

慶応四年三月三日、氷雨の降りしきる信州下諏訪宿で八人の男たちが“偽官軍”として処刑された。
薩摩藩の両策する江戸市中攪乱作戦を実行し鳥羽伏見の戦いへの導火線に火を点けた男、相楽総三率いる“赤報隊”の幹部たちである。
徳川軍追悼の先鋒として江戸を目指した赤報隊であったが、薩長は無情にも彼らを偽官軍として切り捨てる手段に出る。
無頼漢の集まりであった赤報隊。滅びゆく相楽の傍らには博徒国定忠治の忘れ形見大谷刑部国次の姿もあった。
彼らは何故“偽官軍”として葬られねばならなかったのか?
維新の闇に潜む漢(おとこ)たちの真実が、今慟哭の涙を流す――。

公演情報

公演タイトル赤報隊始末記
公演会場東京芸術劇場小ホール2
公演期間2003.8.6-8.10
スタッフ脚本:合馬百香 演出:与儀英一
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