~改訂・歌舞伎草紙~ ひとり忠臣蔵

~改訂・歌舞伎草紙~ ひとり忠臣蔵

ストーリー

時は元禄十五年十二月十四日。降り積もる雪に江戸は静寂に包まれていた。
その静寂を破って、播州赤穂の浪士達が本所松坂町の吉良邸へ討ち入った。
世に言う、元禄赤穂義士事件である。武士道の廃れつつあった元禄の世で、彼らの義挙は江戸の町人達の心を湧き立たせた。
それを芝居にして名を馳せたいと願う一人の歌舞伎役者がいた。上方出身の生島新五郎である。
彼は、江戸歌舞伎の立役者市川團十郎を超えたいと野心を募らせ、山村座の座元長太夫に忠臣蔵の上演を持ちかけるが、おかみに盾突く演目である事を理由に、その野心は行き場を失う。
そんな時、新五郎は一座で働く一人の浪人に出会う。
過去を隠し、芝居小屋でひっそりと笛を吹くその浪人に新五郎は興味を抱く。
その浪人こそは、赤穂浪士でありながら吉良邸に討ち入れなかった四十八番目の男であった。
新五郎はその浪士毛利小平太の無念と後悔を知り、彼だけのために、たった一夜限りの幻の大芝居を打つ決意をする ―。

公演情報

公演タイトル~改訂・歌舞伎草紙~ ひとり忠臣蔵
公演会場吉祥寺YGスタジオ
公演期間2016.3.21-3.27
キャスト新宮 乙矢 菅原 貴志 岡本 純治 馬場 真彦 秋本 一樹 中武 億人 老田 亮 武田 洋平 元田 慎吾 原 健人 高木 佑俊 清水 祐美子 武田 久美子 辻谷 奈緒 斉藤 由香 能村 祥代 梅郷 やよい 安宅 瑞希 吉和 優希
スタッフ脚本:合馬 百香 演出:与儀 英一

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